最終話:いざ行かん、Darkest Dungeon

DIARY

さあ!
いよいよ!

最後のダンジョン!

Darkest Dungeonである。

ここは、プレイヤーが培ってきたすべてが試される……
そんなダンジョンだと言える。

レベル6のメンバーに、最強の装備と戦術を備えて、
初めてクリアが可能。

そんなバランスになっているようだ。
私も、心して乗り込んだ。

なにしろこのダンジョン入る前に、
ご丁寧にも警告が出るのだ。

「もし、白旗を上げてダンジョンから戻る場合、
全員の生還は必ずしも保証されません
(=何人かはロストします)」と。

もはやたやすく後には退けない、ということだ。

そして、いつものようにProvisionに入るが、
ここでぜひ、松明と食糧、
そして(Plague Doctorがいないなら)包帯を
あるだけ買い込んでおこう。

毒消しなど別のサプライも買ったが、
それらは全く使わなかった。

乗り込んでから、数部屋歩いただけでも、
このダンジョンは、全てがこれまでと異なる、
異様な特性を持つことに気づくだろう。

まず、ダンジョンマップは歩いたところしか
表示されないので全体像が分からない。

しかも、これまで観たこともないような敵達と出会う。
(せっかくだが、各自プレイして確認してほしいので、
敵についてはモザイク処理にしております)

ただ、敵の能力値を見ながら弱点を突いていく、
これまでの戦法を着実に実践すれば、
決して厄介な敵はいない。

これまでの応用戦だと思って、ひとつずつ、雑魚的達を
蹴散らして行こう。

しかし、敵を倒しても一切アイテムもお金も落とさないのだ!
その上このダンジョン、オブジェ(Curio)の類は一切ない(つまりハーブや鍵は全く無用)。
ただひたすら、消耗戦になるのだ。
これで最初のProvisionの大切さが、分かってくれたと思う。

さらにヒーロー達に恐怖を与えんがばかりに、次の部屋に行く扉の形が風変りである。

プレイヤーを飲み込まんとばかりの獣の牙に見える。
そんなこけおどしには屈してはならない。私は先の部屋に足を進める。

次々に襲い掛かる、初見の敵たち。

彼らの多くは、出血攻撃を行ってくる。
包帯を多数携帯していたおかげで助かった。
しかし同時に、攻撃と同時に、20前後ものストレスを与えてくる敵もいる。

HPの回復は、VestalとOccultistの両方をパーティーに入れることで、
かなり盤石な体制が整っていた。

しかし、このようなストレス攻撃の連続に関しては、
打てる手があまりない。

現に、キャンプを張った時は皆、ストレスは大したことがなかったのに、
そこからわずか数回の戦闘で、皆が多大なストレスを受け、Vestalに至っては、
一度ストレス200になって、Heart Attackを受けて、Death’s Door から復帰している。

そしてついにボスとの遭遇。

ボス自体は見た目は異様なものの、守りを固めて攻撃、
という正攻法でいけば十分通用する。

特にこのボスは、Bleed(出血)耐性が低いので、
Bleed攻撃でHPを削るのも得策だ。

とはいえこのボス、頻繁にお供の雑魚敵を呼び出す。
このダンジョンの雑魚敵は、HPが高いため、
ある程度なら放っておいた方がいいかもしれない。

先に集中してボスをたたいた方が、手っ取り早い。

……とはいえ、皆、ストレス攻撃を受けて、Afflictionになっていくではないか!
その上順番も乱される!
まずは、Vestalが、Heart Attack直後の攻撃で散った。

まだ回復役はOccultistがいるし、HighwaymanのBleed攻撃も効いているので、ボスを倒し、
残り雑魚1体のなったが、こちらもMan-At-Arms一人しか残っていない状態に!
残りの2人も、ストレスでおかしくなって散ってしまったのだ。

一騎打ちの末、なんとかそいつを倒し、辛くも勝利した。

手に入った宝物の内左6個は、
3人のメンバーが装備していたアクセサリ(Trinket)である。

そして街に戻ってみると、皆のストレスが回復された、というメッセージが。

同時に、生き残ったMan-At-Armsのステータス画面に
ろうそくのマークが表示されるようになった!
すなわち「ダーケストダンジョンに乗り込んで生き残った猛者」という勲章だろう。

……以上が、僕の「1回目の」ダーケストダンジョン(DD1)の武勇伝だ。

「1回目」であって、実はこれでクリアではないのだ!!

全クリアするには、ダーケストダンジョンを合計4回クリアする必要がある。
2回目以降も、様々なクリア条件で、様々な敵がいる。
2つ目のダンジョンではアイテムを3つ集めるとか、
3つ目のダンジョンでは戦闘中に別の部屋にテレポートさせる敵がいたり……。
どうかここは、読者のあなた自身の目で確かめてほしい。

ひとつ忠告をしておくと、一度ダーケストダンジョンをクリアしたヒーローは、
もう後のダーケストダンジョンのクエストには連れて行けない。

つまり、全滅しないと仮定しても、ダンジョンに4回潜る分のヒーローを
育てておかなければならないのだ。しっかりヒーロー達を鍛錬しておいてほしい。

なお僕は、4回クリアするまでに、2度ほど全滅している。
どのくらいのヒーローが必要になるか、計算して欲しい。

挑戦する皆さんは、どうか、諦めずに、じっくり精鋭を育ててほしい。
そして、一度全滅しても、食らいつく気持ちで、4回目のボスを倒してほしい、
私がそうしたように。

fin.

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あとがき

まずは、ここまで「ストレスフルプレイ日記」をご覧いただき、
ありがとうございました。

上司からの無茶ぶり?がキッカケで出会った「Darkest Dungeon」でしたが、
本当に楽しく、そしてストレスが溜まるゲームで、
この快感とイライラを皆様にお伝えできたこと、
(伝わりましたでしょうか?(涙))
嬉しく感じております。

そして、発売日延期につきまして誠に申し訳ございません。
本当に楽しみにされていた皆様の期待を裏切る結果と
なってしまい、開発、プロモーション一同お詫び申し上げます。

発売日につきましては2018年夏とアナウンスさせていただいる通りですが、
4月ごろには皆様に「新しい情報」をお伝えできるよう準備を進めております。

何卒お待ち頂けますと幸いです。

1日でも早く皆様に日本語版の「Darkest Dungeon」をお届けできるよう、
開発、プロモーション一丸となり邁進していく所存です。

ダーケストダンジョン日本語版公式twitterでも
引き続き皆様に情報をお届けしてまいりますので、
「Darkest Dungeon」を今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

プロモーション担当:ナベ

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